〒169-0075
新宿区高田馬場2-17-6
ゆう文ビル10F

高田馬場駅徒歩1分

トピックス TOPICS

歯が黒い・茶色い歯のホワイトニング|ウォーキングブリーチのメリット・デメリット


前回のコラム「神経がない歯が白くなる!?ウォーキングブリーチってどんな治療?」では、ウォーキングブリーチの特徴や手順をご紹介しましたが、今回はこの治療法に伴うメリットとデメリットについて、新宿区のしんみ歯科高田馬場が解説します。


ウォーキングブリーチは、通常のホワイトニングでは白くできない歯も安全な方法で漂白できる治療法なので、適応となる患者様にとっては大きなメリットになるでしょう。

同時に、ウォーキングブリーチにはいくつかのデメリットも伴う点に注意が必要です。


■ウォーキングブリーチに伴う5つのメリット


ウォーキングブリーチによる治療には、以下に挙げる5つのメリットがあります。


◎神経がない歯も白くできる

神経がない歯を「失活歯(しっかつし)」あるいは「無髄歯(むずいし)」と呼び、歯が黒い・茶色い症状を伴っている場合は、通常のホワイトニングによる効果が見込めません。


その際、有用なのがウォーキングブリーチです。


神経がない歯の着色・変色に対してウォーキングブリーチを行うと、通常のホワイトニングでは白くできなかった歯の黒ずみを根本から改善することが可能です。これはウォーキングブリーチにおける大きなメリットといえるでしょう。


◎歯の表面にダメージが及ばない

ウォーキングブリーチでは、歯の表面を削ったり、薬剤を塗布したりする処置を伴いません。ウォーキングブリーチは、歯の内部から漂白する処置であることから、歯の表面にダメージが及びにくいです。


もちろん、通常のホワイトニングも適切な方法で施術すれば、歯の表面にダメージが及ぶことはあまりありませんが、ウォーキングブリーチはそのリスクをさらに低くできます。


◎薬剤を長時間作用させられる

オフィスホワイトニングで薬剤を作用させるのは数分から数十分、ホームホワイトニングでも1日1~2時間程度にとどまりますが、ウォーキングブリーチの場合は数日から数週間に及びます。ホワイトニング剤を長時間作用させられる分だけ、歯を白くする効果も高くなることでしょう。


◎色ムラが起こりにくい

ウォーキングブリーチでは、歯の内部にホワイトニング剤を注入して、ジワジワと漂白をしていきます。そのため歯を均一に白くすることができ、ホワイトニング特有の色ムラが起こりにくいというメリットを伴います。


◎費用が比較的安い

前回のコラムでも少し触れましたが、ウォーキングブリーチの費用は1本あたり10,000~20,000円程度です。一方、ホームホワイトニングの費用相場は25,000~40,000円程度、オフィスホワイトニングに至っては1回あたり20,000~60,000円程度の費用がかかることも。


単純に比較するとウォーキングブリーチのほうが安くなります。ただし、これは1本の歯の黒い・茶色い症状の重症度が高いケースに限定されるもので、歯列全体に着色・変色等が見られる場合は、ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングのほうが安くなるケースも少なくありません。


■ウォーキングブリーチに伴う4つのデメリット


このように、ウォーキングブリーチにはこの治療法にしかないメリットが複数ありますが、同時にいくつかのデメリットを伴う点にも注意が必要です。


◎治療期間がやや長い

ウォーキングブリーチは、歯の内部に薬剤を入れて1~2週間過ごし、それを2~3回くらい繰り返すのが一般的です。そのためウォーキングブリーチの治療期間は1ヵ月以上かかるケースが多いのです。


一度の施術である程度の効果が期待できるオフィスホワイトニングと比較すると、ウォーキングブリーチは治療期間がやや長いといえるでしょう。


◎痛みが出ることがある

歯の内部に注入した漂白剤によって内圧が高まり、痛みがでるおそれがあります。この点はウォーキングブリーチ特有のリスク・デメリットといえます。


痛みを伴うことは稀なため、過剰に心配する必要はありませんが、もし痛みがある場合は必ず歯科医院に相談しましょう。


◎適応できないことがある

ウォーキングブリーチの対象となる歯は、もうすでに根本治療を行っていたり、外傷でダメージを受けていたりすることが多いです。その影響で歯質が脆くなっている場合は、ウォーキングブリーチの適応が難しくなります。


◎歯の外部吸収・内部吸収のリスクがある

ウォーキングブリーチでは、歯の内部に注入した薬剤が外へと漏れ出て、歯の外部吸収を引き起こすリスクがあります。同時に、漂白剤による影響で、歯が内部吸収することがあります。


このリスクがあることはウォーキングブリーチを受ける前に正しく理解しておく必要があります。


■まとめ


今回は、歯が黒い・茶色い歯のホワイトニング方法である「ウォーキングブリーチ」のメリット・デメリットを解説しました。


神経がない歯に適応できるウォーキングブリーチには、歯の表面にダメージが及びにくい、色ムラが起こりにくいなどのメリットがある反面、治療期間が比較的長い、歯の外部吸収や内部吸収が起こることがあるなどのデメリットも伴います。


そんなウォーキングブリーチに関心のある方は、お気軽に新宿区のしんみ歯科高田馬場までご相談ください。


しんみ歯科 高田馬場
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら