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セラミック治療の種類|歯医者の詰め物・被せ物の特徴


歯医者の詰め物や被せ物には、いろいろな種類があります。それは主に使用する素材による違いなのですが、費用も見た目も耐久性も大きく異なるため、詰め物・被せ物治療の際には慎重に選ぶ必要があります。


そこで今回は、歯医者の詰め物・被せ物の種類やそれぞれの特徴について、新宿区のしんみ歯科高田馬場がわかりやすく解説します。


▼前歯の詰め物の種類と特徴


歯医者の前歯の詰め物の種類としては、コンポジットレジン(CR)、ダイレクトボンディング、ラミネートベニアの3種類が主に挙げられます。


◎コンポジットレジン(保険適用)

歯科用プラスチックであるコンポジットレジンを使った修復治療です。歯を削った部分にコンポジットレジンのペーストを充填し、光で硬化させます。保険のレジンは、摩耗や変色が起こりやすく、詰め物としての寿命は比較的短いため、修理が必要となる場合もあります。


◎ダイレクトボンディング(自費診療)

レジンとセラミックを混ぜ合わせた材料(ハイブリッドセラミック)で、歯質の欠損部を補う治療法です。保険のコンポジットレジン修復より、高い審美性・機能性・耐久性が期待できます。歯の形や色、大きさなどを整える場合にも活用できます。


◎ラミネートベニア(自費診療)

歯の表側にセラミック製のチップを貼り付ける治療法です。歯の表面のエナメル質を少し削るだけで装着できるため、セラミック治療の種類の中では、歯に与えるダメージが少ないといえます。天然歯が持つ光沢や透明感、色調などを簡便な方法で再現できます。


▼奥歯の詰め物の種類と特徴


歯医者の奥歯の詰め物の種類としては、コンポジットレジン、CAD/CAMインレー、ダイレクトボンディング、セラミックインレーの4つが主に挙げられます。


◎コンポジットレジン(保険適用)

奥歯のコンポジットレジン修復も基本的に前歯と同様です。


◎CAD/CAMインレー(保険適用)

詰め物の設計をコンピューター上で行い、ミリングマシンと呼ばれる機械でハイブリッドレジン製のインレーを削り出す治療法です。保険診療で白い歯が手に入るため、近年はさまざまなケースに適応されています。


◎ダイレクトボンディング(自費診療)

奥歯のダイレクトボンディングも前歯と同じ特徴を有しています。


◎セラミックインレー(自費診療)

セラミックを使った詰め物です。天然歯の色調・光沢・透明感などに近づけて再現できます。セラミックインレーは歯質との適合性が高く、むし歯の再発リスクが低いというメリットも伴います。(日常のセルフケアの仕方・定期検診の有無などによってはむし歯が再発することもあります。)


▼被せ物の種類と特徴


最後は、歯医者の被せ物の種類についてです。ここでは当院でも取り扱っている歯医者の被せ物の種類として、CAD/CAM冠、モノトーンジルコニアセラミック、グラデーションジルコニアセラミック、ブライトジルコニアセラミックの4つを取り上げます。


◎CAD/CAM冠(保険適用)

CAD/CAM冠は、CAD/CAMインレーの被せ物バージョンです。製作プロセスは、CAD/CAMインレーと同じで、出来上がる装置は被せ物の形をしています。


保険診療で、ハイブリッドレジンの白くて美しい被せ物が作ることができるなら、わざわざ自費診療のセラミックを選ぶ必要がないのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は両者に大きな違いがあるのです。


なぜならハイブリッドレジンはあくまでプラスチックであり、自費診療で使えるセラミックとは審美性や機能性、耐久性に違いが見られるからです。プラスチックであるということは、経年的な摩耗や変色も起こりやすく、治療直後の美しさを長年維持するのは難しい場合があります。


◎モノトーンジルコニアセラミック(自費診療)

モノトーンジルコニアセラミックとは、文字通り単色のジルコニアを使った被せ物です。ジルコニアは金属に匹敵する硬さを備えており、人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材です。耐久性に優れているため、強い力のかかりやすい奥歯に使用されることが多いです。


ただし、モノトーンジルコニアセラミックは、3色から素材を選ぶことになるため、審美面においてはその他のセラミック材料にやや劣ります。


◎グラデーションジルコニアセラミック(自費診療)

20色の素材から選択できるジルコニア製の被せ物です。天然歯のようなグラデーションを再現できることから、残った歯と調和させやすいです。


◎ブライトジルコニアセラミック(自費診療)

天然の強度や色調のみならず、透明感まで再現できるカスタムオーダーのジルコニアクラウンです。高い審美性が要求される前歯の被せ物治療に適した素材といえるでしょう。


▼まとめ


今回は、歯医者の詰め物・被せ物の種類について、新宿区のしんみ歯科高田馬場が解説しました。


歯医者の詰め物・被せ物の種類は、保険診療と自費診療で異なる点に注意が必要です。また、歯医者によって取り扱っている素材も異なるため、歯科医師としっかり相談して決めることが大切です。


自費診療では、ラミネートベニアやジルコニアセラミックなど、審美性・機能性・耐久性のあるセラミックを選べます。詰め物・被せ物治療を検討中の方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。


しんみ歯科 高田馬場
歯科医師
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